ご準備いただきたいこと
旅立ちの前のご準備
ご家族がペットのご遺体を迷うことなく安置いただけますよう、ご葬儀の準備や注意点を以下にまとめました。
亡くなった後、いつものように家族と過ごせるのは1日が限界です。それ以上はドライアイスなど保冷剤が必要になります。尚、霊園では最長一週間程度、ご家族のご都合が揃うまで、保冷施設でお預かりすることが可能です。(無料)
死後硬直前にすること
その日の気温などにもよりますが、犬や猫など小さな動物の死後硬直は、だいたい2時間程度で始まります。手足からお腹、頭部といった順番で硬直し、棺やケースに収める時に手足がきちんと入らなくなってしまいます。死後はなるべく早く以下を行います。
- まぶたを閉じる。
- 手足を胸の方にそっと寄せてあげる。
- その動物の自然な体制にしてあげる。
- 死後硬直が始まっていても、関節をやさしくさすってあげれば動かせます。
- 出来るだけ体に触れないように気をつけてください。
ご遺体を清める
旅立ち前、最後のスキンシップ。やさしくカラダをふいてあげてください。
- お湯でぬらしたガーゼや布で毛並みや尻尾を整える。
- 口や肛門に脱脂綿などを詰める。
- 乾燥防止のため、時々、目や口に水を浸す程度あげる。
※時間が経つと口や肛門から体液や汚物が出てくることがあります。
そんな時はガーゼなどで拭き取り、脱脂綿などを詰めると良いでしょう。
箱の準備と安置
はじめに亡くなったペットを安置する、ダンボールなどの入れ物を用意します。
- 箱の底にペットシートやビニールをひき、その上にタオルや毛布などひく。
- 頭とお腹のあたりに多めに保冷剤やドライアイスを入れる。
- 保冷性を保つため、バスタオルなどで保冷剤などを一緒にくるむ。
※夏場は安置するお部屋のエアコンを、ふだんよりも低く設定してください。