スタッフの一言～ペット火葬のおくりびと、これが私の仕事です～

以前からペットを家族として迎え入れ、健やかな日常生活を送っている方は大変多いです。それだけ世間のペットに対するニーズが年々高まっているのです。

家族として長年一緒に暮らしていれば、山あり谷あり色々あります。

まだ幼い頃、家に訪れてあんなに可愛かったペットを懐かしく思い、成長してからも家族に癒しを与えて続けてくれる。それを見て家族もまた優しい顔つきになります。家族の一員として、なくてはならない存在です。
私達は「幸せな日々がずっと続けばいい」と思うことがあります。

生きている限り、生物には寿命というものが存在するため、命が尽きる瞬間は必ず訪れます。愛するペットが亡くなるという悲しい出来事は決して避けては通れない道です。

しかし、そこに至る過程にいくつもの幸せや感動を与えてくれたのだから、安心して旅立てるようにしたくなるのが心情です。

昔であればご遺体を自宅の庭に埋める方もいらっしゃったでしょうが、現在では新しいおくり方へと移り変わってきています。

私は人間のお葬式と同じように「ペットもお葬式をあげたい」と願う方の現場に立ち会う仕事をしています。ペット霊園という言葉は最近認知されてきましたが、その詳細まではご存知でしょうか。

大切なご家族様のペットの葬儀と火葬を行い、骨壷へお骨を入れてお渡しするまでが基本的な仕事です。ペット火葬のおくりびと表現すればイメージしやすいでしょうか。

火葬する際には思い出のものや大好きだった食べ物、お花などを入れられます。火葬することができないものもありますが、ご家族様のご希望になるべく添うように対応させて頂いております。

このような仕事をしている仕事柄、何度もペットとご家族とのお別れのシーンに立ち会ってきました。それぞれに一期一会の出会いと別れがあり、大切なペットとご家族との思い出に思わず涙ぐみそうになることも多々あります。

最後までご家族様がお別れや火葬へのお立会いができて、ご家族の悲しみを少しでも和らげさせて頂けるように、そして、ペットも安心して天国へと旅立てるように努力させて頂いております。

ペットが亡くなる時というのは必ず避けては通れない道ではありますが、必ずしも終わりではないと思っております。きっとご家族様の心の中に存在し、今も生き続けていると思ってこの仕事を勤めさせて頂いております。